ビットコインは安全?

ビットコインについてのニュースなどは、以前に比べて本当によく目にするようになりましたね。
今年の4月にはビックカメラでビットコインの支払いができるようになり、リクルート系の店舗にも26万店舗でビットコインを導入すると発表され、大きなニュースになりました。
また、8月には東京都内の新宿マルイでも、ビットコインを試験導入するというニュースがありました。

少しずつ生活のなかに浸透してきているビットコインですが、こういったニュースが流れる一方で、「ビットコインって危ないんじゃないの?」という人も多くいらっしゃいます。
そこで、ビットコインの安全性と危険性を、ひとつの事件をもとに解説してみます。

【巨額消失】マウントゴックス事件とは

マウントゴックス事件とは、2014年にマウントゴックスという取引所で約115億円相当のビットコインが消失したという大事件です。
当時、日本だけでなく、世界でも大きなニュースになった出来事で、このニュースをみて「ビットコインは危ない」というイメージを抱かれた方も多いのではないでしょうか。

ビットコインまだまだ普及していない当時は、この事件でビットコインを初めて聞いた方も非常に多かった時期です。
今でこそ新しいニュースでは、ビットコインに対して前向きなニュースが多いですが、当時の「マウントゴックス事件」には、学ぶべき大きなポイントがあるのです。

まず、この事件はそもそもどうしてこれほど巨額のビットコインが消失することになったのか、ぜひ知っておいて下さい。

原因はビットコインではない

実は、このニュースで誤解されがちなことは、「何が盗まれたのか」です。
最初に知っておくべきは、ビットコインをハッキングして盗むということは不可能に近いということです。
ビットコインは、導入されているブロックチェーンという仕組みにより、非常に高度な安全性が確保されています。
ブロックチェーンの仕組みについては、詳しくは映像をご覧ください。

では、安全であるはずのビットコインがなぜ消失したのか。
マウントゴックスが失ったのは、実はビットコインではなく、ビットコインを管理する内部情報が流出したのです。

もし、ビットコインを日本円に例えるならば、取引所はいわゆる銀行ともいえます。
その取引所が持ち出されたのは、金庫の中にあるお金ではなく、銀行口座の暗証番号が持ち出された結果、お金が消失したのが事件の全貌です。

大きな問題があったのは、ビットコインそのものではなく、ビットコインの管理体制だったのです。
大きなニュースであり、ビットコインそのものに対して不信感を与える事件でしたが、現実の問題は異なります。
あのマウントゴックスの事件も、ビットコインの安全性とは切り離して考えるべき内容だったのです。

ビットコインを安全に保有するには

このことから、私たちがビットコインを保有する場合に、気をつけなければいけないことがわかります。
大切なことは、「大切な情報を自身でしっかりと保管する」ことです。

例えば、ビットコインを保有するウォレットにはIDやパスワードなどがあります。
他にも、ウォレットを操作するための「秘密鍵」や「復元キー」といった情報もあります。
このような情報を銀行口座で例えるならば、印鑑や暗証番号です。
決して他人に預けたり、なくしてしまわないように大切に保管する必要があります。

マウントゴックスは当時、印鑑と暗証番号ともいえる大切な情報も、顧客から預かって保管していました。
大切な情報の保管を任せていた顧客側の背景もあったのです。

大切な情報は、しっかりとメモに書き留め、通帳など大切なものと同様に保管しておくことをおすすめします。
はじめはインターネットの操作で難しいことがあったり、わからないことも多いかもしれません。
しかし、少しずつでもこういったポイントを理解し、自分自身で操作を行うことが安全に繋がります。

ビットコインそのものの安全性は非常に高く保たれています。
ビットコインを安全に保有するためには、ご自身の情報保管が何より大切なこととして、覚えておいて下さい。